Aruba Virtual Branch Networkソリューション

多様化する利用シーン

ネットワークは企業や組織のいたるところへ浸透し、企業活動に無くてはならないものになりました。さらに仕事の形態も、オフィスでするものから、出張先や自宅などどこにいてもできなければならないものへと変化しています。利用シーンの多様化が進む中で、今やどこからでもオフィスと同じ環境、同じセキュリティ・ポリシー、同じユーザビリティでイントラネットへアクセスできるインフラが求められています。

Aruba VBNソリューションとは

Arubaが提供するVirtual Branch Network (VBN) ソリューションでは、遠隔の拠点に設置したリモートアクセスポイント (RAP) と本社の無線LANコントローラ間をGREトンネルまたはIPsecトンネルで接続します。これによって、例えば本社の部門LANの環境と全く同じネットワーク環境をリモート拠点に展開することもできますし、同じセキュリティ・ポリシーを運用することも可能です。もちろん支店などの固定した場所だけでなく、ホテルでのセミナー会場や展示会場へも、ネットさえあればトンネルを構築することが可能です。

Aruba VBN Solution

さらにユーザ認証機能と組み合わせれば、営業系VLANに属する人が出張した場合や技術系の人が出張した場合に、支店のAruba RAPへ接続すると自動的に本社の自席と同じVLANへ割り当てられ、本社デスクと全く同じネットワーク/セキュリティ環境で仕事を進めることが可能です。出張のたびにノートPCの設定を変えたりログイン方法を変えたりすることなく、ただつなぐだけで済む簡単ソリューションは、社員の生産性向上に寄与し、IT環境の満足度向上にも結びつきます。

VBNと一般的なVPNとの比較

  Aruba VBN Router/VPN
管理性
  • シングルソリューション
  • 拠点機器を本部からリアルタイムで集中管理・設定
  • 有線・無線端末
  • 端末管理や無線設備は別ソリューション
  • 各拠点毎に機器管理・設定が必要
  • ネットワークが複雑化
セキュリティ
  • ユーザ・端末毎のアクセスコントロール
  • 強固な暗号方式の採用
  • 認証方式を有線ポート・SSIDへ柔軟適用
  • 不正AP検出・隔離
  • 拠点・サブネット単位のアクセスコントロール
  • レガシーな無線ソリューション
拡張性
  • “ゼロタッチプロビジョニング”で事前設定不要
  • ユーザ自身による設置作業が可能
  • 拠点別にネットワーク設計・設定情報が必要
  • 拠点別に設定された機器の準備が必要
  • 拠点の設置作業にはエンジニア派遣が必要
整合性
  • 柔軟なフォワーディング方式が利用可能
  • データセンターへの接続はL2レベル
  • 拠点の IP アドレス体系を気にせず構築
  • プロトコルを意識せずデータセンタ資源を拠点へ展開
  • ルーティングによるフォワーディング方式
  • IP プロトコルのみを対象
  • 拠点の IP 体系と整合性が必要

リモートの拠点を接続する一般的なVPNは、拠点と拠点をトンネリングするものと考えることができます。そのため、例えば本社では部署単位のサブネットとファイアウォール・ポリシーが割り当てられていても、部署に関係なく支店単位のIPアドレス体系が割り当てられている、あるいは拠点単位のファイアウォール・ポリシーが割り当てられているなどのケースが多く見られます。このような伝統的ネットワーク環境では、全社員を職種ごとに各種ポリシーを分割しようとすると、同じ営業職でも本社や支店の数だけポリシーが存在することになります。日々の運用管理が複雑化して、IT管理者の負荷と管理コストを増大させる大きな原因です。Aruba VBNソリューションは、配線に依存しない柔軟性を提供すると同時に、各拠点の各社員に対して、本社勤務の社員と同じVLANを割り当てること、部署単位またはユーザ単位のファイアウォール・ポリシーを割り当てることができます。その結果、企業/組織全体のポリシー数、VLAN数、サブネット数などを減らしてネットワークの論理構成をシンプル化し、IT管理者の負荷と管理コストを大幅に低減します。

Aruba VBN with same policy

本社から遠隔地拠点までも一元管理

ほとんどの企業/組織では、遠隔地の拠点にネットワーク管理者を置くことができません。このような管理者不在の拠点に無線LANを導入すると、本社サポートデスクへ「接続できない」、「遅い」あるいは「電波が弱いみたい」といった電話が頻繁に入るようになります。電波状態が刻々と変わるために起こる問題です。

Aruba VBNソリューションは、遠隔地のユーザPCがあたかも本社に設置しているように見せる機能だけでなく、アクセスポイント自体も本社に設置してあるような管理性を、IT管理者へ提供します。

Aruba VBN management

Arubaなら、拠点の地理的な距離に関係なく、全国の拠点に設置されているすべてのアクセスポイントの電波状態の監視、稼働状況のモニタリング、各種ポリシーの割り当てまでを、集中管理することが可能です。例えば東京のヘルプデスクから行なえるため、電波状態の確認のために現地まで出張する必要もありません。そのため無線LANシステム運用にかかるサポート費用、移動時間、移動にかかるCO2を削減できます。“無線”という目先の便利さだけでなく、運用を続けて行くために必要な利便性まで兼ね備えたシステムが、Aruba VBNソリューションです。